若いころと比べて、同じものを食べているのに体重が増える…
そんなことはありませんか?
40代になると「昔と同じ食生活なのに体重が増えてしまう」「脂肪が落ちにくくなった」と感じる人が増えてきます。
実は、これには年齢とともに変化する基礎代謝の低下 や ホルモンバランスの変化が大きく関係しているのです。
ここでは、なぜ年齢を重ねるにつれて痩せにくくなるのかについて解説していきます。
40代での体の変化
基礎代謝の低下
基礎代謝とは、何もしなくても消費されるエネルギーのことです。
基礎代謝は筋肉量と比例しており、20代をピークに筋肉量が減少し、それに伴い基礎代謝も年々低下します。
特に40代以降は筋肉量が20代の9割まで減少し、消費カロリーも少なくなるといわれています(参考:厚生労働省「日本人の基礎代謝基準値」)。
これにより、同じ量を食べていても余ったエネルギーが脂肪として蓄積しやすくなります。
▼ 対策
- 筋肉量を維持するために筋トレやストレッチを取り入れる。
- 特にお尻や太ももなど大きな筋肉を鍛えることで消費するカロリーが多くなり痩せやすくなります。
- たんぱく質(肉、魚、豆類、卵)を意識して摂取する
- たんぱく質は爪、髪、肌の材料となります。女性の美しさを保つためにも積極的に取り入れたいです。
ホルモンバランスの変化
40代に入ると女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少し、脂肪の代謝が落ちて内臓脂肪がつきやすくなります。
これにより、特にお腹周りの脂肪が目立ちやすくなります。
エストロゲンは脂肪の代謝を促進し、エネルギーを効率よく使う働きがありますが、減少すれば脂肪を蓄えやすくなってしまいます。
▼ 対策
- 良質な睡眠を確保し、ホルモンバランスを整える
- 発酵食品や食物繊維を意識して腸内環境を改善する。
- 腸の調子が良いと、ホルモンバランスも整いやすくなります。
- 低脂質(ローファット)な食事を意識する
ストレスと生活習慣の影響
40代は仕事や家庭のストレスが増えやすく、それによって ストレスホルモン(コルチゾール)が増加し、脂肪を蓄積しやすくなることもあります。
また、忙しさから運動不足になりがちなのも太りやすさの一因です。
▼ 対策
- 1日10分でOK!リラックスする時間を持つ
- こまめに体を動かす(エレベーターではなく階段を使う、家事を積極的に行う)
40代からのダイエットは「無理なく、続けられること」がカギ!
40代以降のダイエットでは、「短期間で一気に痩せる」のではなく、筋肉を維持しながら脂肪を減らすことが大切です。
そのためには、極端な食事制限ではなく、適度な運動+バランスの良い食事+生活習慣の改善 を心がけることが成功のポイント。
💡 おすすめの習慣
✅ 週2~3回の筋トレ+有酸素運動を組み合わせる
✅ たんぱく質と食物繊維を意識した食事にする
✅ ストレスをためず、睡眠の質を高める
✅ 無理なく続けられる範囲で習慣を作る
年齢を重ねても、健康的で引き締まった体を目指せます!今日からできることを少しずつ始めてみませんか?
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