40代や50代になると、「疲れやすくなった」「寝ても疲れが取れない」と感じることが増えてきませんか?
私も理学療法士として、そういった声を多く聞きます。
実はこれ、年齢による体の変化やホルモンバランス、自律神経の乱れなどが関係していることが多いんです。
今回は“なぜ疲れやすくなるのか”という原因と、日常でできる対策について、体の仕組みと合わせてわかりやすくお伝えしていきます。
どうして疲れやすくなる?主な4つの原因
疲れやすさにはいくつかの原因があります。ここでは、40代・50代の女性に多い主な原因を見ていきましょう。
ホルモンバランスの変化
更年期に差しかかると、女性ホルモンの分泌が減って、体温調整がうまくいかなくなったり、だるさや眠りの質の低下が起こりやすくなります。
血行不良や筋力の低下
年齢とともに筋肉が落ちやすくなり、体を支える力や血の巡りも低下しがちです。これが「疲れやすい」「体が重い」と感じる原因の一つになります。
自律神経の乱れ
ストレスや睡眠不足が続くと、体をリラックスさせる働きがうまくいかなくなり、疲れが取れにくくなります。
栄養の偏りや不規則な生活
忙しい日々の中で食事が偏ったり、睡眠時間が短くなると、体に必要なエネルギーや回復力が不足してしまいます。
小さな努力!日常でできる対策4選!
疲れを感じたとき、「休む」ことももちろん大切ですが、日々のちょっとした工夫で疲れにくい体をつくることもできます。ここでは、忙しい方でも取り入れやすい対策をいくつかご紹介します。
朝のストレッチで血流アップ
疲れやすさは栄養不足が原因のことも。特に鉄分・ビタミンB群・たんぱく質を意識してとると、体が元気を取り戻しやすくなります。
湯船に浸かってリラックス
シャワーだけで済ませがちな方は、週に数回でも湯船にゆっくり浸かってみましょう。体が温まり、睡眠の質もアップします。
朝の5分ストレッチで体のめぐりを良くすると、1日をスッキリ始められます。肩や背中を軽く動かすだけでも効果的です。
食事でエネルギーチャージ
疲れやすさは栄養不足が原因のことも。特に鉄分・ビタミンB群・たんぱく質を意識してとると、体が元気を取り戻しやすくなります。
スマホやパソコンは“ほどほどに”
寝る直前までスマホを見ていると、脳が休まらず眠りが浅くなってしまうことも。夜は間接照明にしたり、本を読んで過ごすのもおすすめです。
「全部やらなきゃ!」と思わず、できそうなものを一つずつ取り入れることがポイントです。
できることから、少しずつ
年齢とともに感じやすくなる“疲れやすさ”。でも、体の変化を知って、日々の生活に少し工夫を取り入れるだけでも、楽になることがあります。
無理にすべてを変えようとせず、「これならできそう」と思えることから始めてみてくださいね。
毎日頑張っている自分を、ちょっといたわる時間を持つことが、元気な毎日への第一歩です。