40代・50代の女性はなぜストレスを感じやすいのか? 理学療法士が解説します

40代

「最近、ちょっとしたことでイライラしてしまう…」

「朝起きても疲れが抜けていない…」

「なんとなく気分が落ち込むことが増えた…」

こんなふうに感じることはありませんか?

40代・50代になると、心や体の変化が重なり、ストレスを感じやすくなる時期です。

でも、安心してください。今の自分を知り、ちょっとした運動を取り入れることで、心も体も軽くなり、ストレスを減らすことができるんです。

理学療法士として、なぜストレスがたまりやすくなるのか、またどうすれば少しでも楽になれるのかを解説します。

少しでもお役に立てれば嬉しいです。

生活の変化で心の余裕がなくなる

この年代は、家庭や仕事での役割が大きく変化する時期です。

  • 子どもの成長に伴う悩み(受験・就職・独立など)
  • 親の介護が始まる(ダブルケアの負担)
  • 仕事での責任が増える(管理職・人間関係)
  • 家事の負担が変わらないor増える(夫や家族のサポート不足)

「自分の時間がなかなか取れない…」「周りのことばかり優先してしまう…」

こうした生活の変化に追われていると、気づけば自分のケアが後回しになり、ストレスが溜まりやすくなります。

自分のケアを後回しにしないためにも、少しの時間でも自分を大切にすることが大事です。

ホルモンバランスの変化でイライラや疲れが増える

40代後半〜50代にかけて、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少します。

この変化は、心や体にさまざまな影響を与えます。

  • 些細なことでイライラしやすくなる
  • 気分が落ち込みやすくなる
  • 眠れない、寝てもスッキリしない
  • 体がだるく、やる気が出ない

「自分ではどうしようもないのに、なんだかモヤモヤする…」「何をやっても気分が晴れない…」

こんなふうに感じることが増えるのは、ホルモンバランスの変化が原因かもしれません。

ホルモンの変化を理解することで、少しずつ自分の体と向き合っていけますよ。

運動不足がストレスを悪化させる

忙しい毎日を過ごしていると、運動する時間が取れず、体を動かす機会が減ることもあります。

  • 「仕事や家事で動いているけど、運動とは言えない」
  • 「疲れているから運動する気になれない」
  • 「若い頃よりも体力が落ちて、動くだけでしんどい」

実は、運動不足がストレスを悪化させる大きな原因の一つです。

体を動かさないと血流が滞り、自律神経のバランスが崩れやすくなります。

「肩や首がこる」「疲れが抜けない」「やる気が出ない」という状態が続くと、さらにストレスが増えてしまいます。運動を取り入れることで、心も体もリフレッシュできます。

ストレスを減らすには「軽い運動」がおすすめ

「でも、運動する時間なんてない…」

「疲れてるのに、運動なんてできるのかな?」

そんなふうに思うかもしれません。

でも、ほんの少し体を動かすだけで、ストレスをやわらげる効果があります。

例えば、

  • ウォーキングやストレッチ:セロトニンという幸せホルモンが分泌され、気分が安定しやすくなる
  • 軽い筋トレやヨガ:自律神経が整い、イライラが減る
  • 深呼吸しながら体を動かす:副交感神経が優位になり、リラックスできる

「運動しなきゃ!」と思うと気が重くなりますが、1日5分だけでもOKです。

少しずつ体を動かしてみると、「なんか気持ちがスッキリした!」と感じられるはずです。

『運動=疲れる』という考えを少し変えてみるだけでも、ぐっと楽になりますよ!

まとめ:大切なのは「少しずつ体を動かすこと」

40代・50代になると、ストレスがたまりやすくなるのは自然なことです。

でも、小さな習慣を取り入れることで、気持ちも体も変えていけます。

「何から始めればいいか分からない…」という方こそ、まずは1日5分の簡単な運動を試してみてください。少しずつでも、続けることで効果が見えてきますよ!

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