「布団に入ってもなかなか寝付けない」
「夜中に何度も目が覚める」
「朝起きてもスッキリしない」
こんなお悩みを抱えていませんか?
40代・50代になると、ホルモンバランスや自律神経の影響で“睡眠の質”に変化が出てくることがあります。
理学療法士としてお話を聞いていても、「最近眠れなくて…」という声はとても多いです。
この記事では、眠りの悩みの原因と、日常でできる快眠のための習慣をご紹介します。
「最近ぐっすり眠れないな」と感じている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
どうしてぐっすり眠れなくなる?よくある3つの原因
ホルモンバランスの変化
更年期に近づくと、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少し、自律神経の働きにも影響が出ます。これにより、眠りが浅くなったり途中で目が覚めやすくなります。
ストレス・不安による自律神経の乱れ
仕事や家庭、人間関係など、40代以降はさまざまなストレスが重なりがち。
自律神経が乱れると、交感神経が優位なままで、脳や体が“休息モード”に入りにくくなります。
運動不足・生活リズムの乱れ
日中の活動量が減ると、体が「疲れていない」状態になり、眠気が来にくくなります。
また、夜更かしやスマホの見すぎなどで体内時計がズレると、眠りの質にも影響が出ます。
今日からできる!快眠のための習慣5つ
朝日を浴びて体内時計を整える
朝の光を浴びることで、体内時計がリセットされ、夜には自然と眠気が訪れやすくなります。
起きたらカーテンを開けて、数分でも光を感じてみましょう。
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
38〜40度のぬるめのお湯に15分ほど浸かると、体の深部体温がゆっくり下がり、入眠しやすくなります。
就寝の1〜2時間前がベストタイミングです。
寝る前のスマホは控えめに
スマホやPCのブルーライトは脳を覚醒させ、眠気を遠ざけます。
夜はなるべく画面を見ない時間を作り、間接照明でリラックスするのもおすすめです。
寝室の環境を整える
- 照明は暗めに
- 室温は20〜22度ほどで快適に
- 音や光が気になる人はアイマスクや耳栓も活用を
「寝るための空間づくり」は意外と大切です。
日中に“軽く体を動かす”習慣を
ウォーキングやストレッチ、ラジオ体操でもOK!
日中に少し体を動かすことで、夜に自然と眠気が出てきやすくなります。
まとめ:眠りの質を高めて、毎日をもっとラクに
ぐっすり眠れない日が続くと、心も体もつらくなってしまいますよね。
でも、眠りにくさにはちゃんと理由があり、日々のちょっとした習慣で改善できることもたくさんあります。
無理せず、できそうなことから少しずつ取り入れてみてください。
眠れるようになるだけで、朝の気分が変わり、1日がもっとラクに過ごせるはずです。
「最近ちゃんと眠れてないかも…」そんなときは、自分の体にそっと目を向けてあげてくださいね。