プロテインを飲むタイミングについて、「朝と夜、どっちに飲むといいのか？」と迷う人は多いのではないでしょうか。
実は、どちらのタイミングでもメリットがあり、自分の目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
今回は「朝起きてすぐに飲む場合」と「夜寝る前に飲む場合」のそれぞれのメリットを解説していきます！
朝にプロテインを飲むメリット
朝は一晩の間にエネルギーを消費し、栄養が枯渇している状態です。
このタイミングでプロテインを摂取すると、体に素早く吸収され、以下のようなメリットがあります。
筋肉の分解を防ぐ
睡眠中は栄養補給ができないため、体はエネルギーを作り出すために筋肉を分解してアミノ酸を取り出すことがあります。
朝にプロテインを摂ることで、これを防ぐことができます。
体を目覚めさせる
タンパク質を摂ると、ドーパミンやノルアドレナリンといった覚醒を促す神経伝達物質の分泌が活発になります。
そのため、 頭がスッキリし、集中力が高まる効果が期待できます。
また、血糖値の急上昇も抑えることができるため、血糖値スパイクによる眠気やだるさを防ぐこともできます！
代謝を上げて脂肪燃焼をサポート
朝食でタンパク質を摂ると、体温が上がりやすくなり、基礎代謝が高まると言われています。
代謝が上がることで、脂肪燃焼が促進され、太りにくい体作りにつながります。
夜寝る前にプロテインを飲むメリット
睡眠中は体の修復や成長が行われる時間です。
このタイミングでプロテインを摂取すると、以下のようなメリットがあります。
筋肉の回復と成長をサポート
寝ている間に分泌される 成長ホルモン は、筋肉の修復・合成を促進します。
このときにプロテインを摂取しておくと、筋肉の回復がスムーズになり、トレーニング効果を高めることができます。
肌や髪の修復を助ける
成長ホルモンの働きによって、皮膚や髪、爪などのダメージ修復も活発になります。
特にコラーゲンの生成にはタンパク質が必要なので、肌の健康を維持したい人にもおすすめです。
睡眠の質を向上させる
プロテインに含まれるトリプトファンというアミノ酸は、リラックス効果を持つセロトニンや、睡眠を促すメラトニンの材料になります。
そのため、寝る前にプロテインを飲むと、リラックスできて寝つきがよくなる効果が期待できます。
【結論】朝と夜、どっちで飲むのがいい？
結論として、目的によって飲むタイミングを選ぶのがおすすめです。
朝に飲むのがおすすめの人
- 筋肉の分解を防ぎたい
- 代謝を上げて太りにくい体を作りたい
- 朝の集中力を高めたい
朝におすすめのプロテイン
朝に飲むといいプロテインの種類としては、吸収の早いホエイプロテインがおすすめ！
ホエイプロテインは、牛乳を原料とするタンパク質で、吸収が早いのが最大の特徴です。
さらに、必須アミノ酸やBCAA（分岐鎖アミノ酸）が豊富に含まれており、筋肉の修復や成長をサポートしてくれます。
溶けやすく飲みやすい点も魅力です。
乳糖不耐症の方はお腹がゴロゴロしたり、下痢を起こす可能性があるので注意が必要です。
ただし、ホエイプロテインの中でも
- WPI（ホエイプロテインアイソレート）：乳糖がほとんど除去されているため、乳糖不耐症の方でも比較的安心。
- WPC（ホエイプロテインコンセントレート）：乳糖が含まれているため注意が必要。
という違いがあるので、乳糖不耐症の方はWPI製品を選ぶのがおすすめです。
夜に飲むのがおすすめの人
- 筋肉の修復・成長を促したい
- 肌や髪のダメージを回復したい
- 睡眠の質を高めたい
夜におすすめのプロテイン
夜に飲むといいプロテインは吸収が緩やかなカゼインプロテインがおすすめです！
カゼインプロテインも牛乳由来のタンパク質で、ゆっくりと時間をかけて吸収されるのが特徴です。
摂取後、胃の中で固まりやすく、6〜8時間かけて少しずつアミノ酸を供給するため、就寝中の筋肉分解を防ぐ目的で夜に飲むのがおすすめです。
また、腹持ちが良いため、夜間の間食予防やダイエット中の空腹対策としても効果的です。
ただし、こちらも牛乳由来なので、乳糖不耐症の方は注意が必要です。
乳糖が気になる場合は、カゼイン分離度の高い製品（ミセルカゼイン）や乳糖除去済みの製品を選ぶと安心です。
まとめ
プロテインを飲むタイミングは、どちらのタイミングもそれぞれメリットがあるので、自分の目的に合わせて飲み方を工夫するのがポイントです。
「朝と夜、どっちがいい？」と迷っている人は、ぜひ自分のライフスタイルや目的に合った飲み方を試してみてください！
